10年目を迎えた高松市一宮町のフリースペースです。/主宰:木村恵美
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

えほんとキッズのこと
2017年02月21日 (火) | 編集 |
この4月から新規スタートする
「えほんとキッズ」という講座の準備を進めています。
5歳児以上の未就学児を対象とした
絵本1冊でとことん遊ぶワークショップです。

◎えほんとキッズ
 日時 : 毎月第1・3月曜日 15:00〜15:45(月2回)
 会費 : 月謝1,500円
 会場 : space・M




「ワークショップなのに月謝なの?」と確認されました。
ワークショップという取り組みを、
単発のイベントのようなものととらえておられたようです。

イスに座って、知識を中心に交換する受講スタイルに対して、
体験型・活動型で理解を進める講座全般をワークショップと言います。

お察しの通り、知識や理論だけの講座よりも準備に手間がかかり、
しかも何が起こるか分からないところがあるため、
なかなか定期開催を打ち上げるには体力がいる……と、
これは主催者側の事情ですが。



さて、絵本で遊ぶワークショップ……?

絵本を上手に読めるよう練習する時間ではありません。
絵本からおもしろい遊びを生み出す活動の時間です!
それを日常にばっちり取り入れてほしくって、
通年の企画にしました!



子どもは遊びの天才だ、と言う言葉に
大人が甘えてはいけないと、私は感じています。
放っておいても子どもたちの中で次々と遊びが生成されたのは
日常の中に時間と場所と人数と、時代の価値観がほどよくそろった
豊かな伝承の機会があった頃のことだ、と思うのです。



今は失われている。
確保するのはとても難しい。
毎日ただ暮らしているだけでは、
「おはよう」から「おやすみ」までの間に
遊びを生み出す十分な時間が得られていない。

得られない理由は何か、すぐに思い当たります。
今はその時間じゃないと言われたから。
忙しいからあとでと言われたから。
一緒に遊ぶ人がいないから。
うるさいと言われたから。



機会を奪っているのは
大人じゃないのか。



子どもが遊びを生み出すときには、
一瞬の発想力と
それを行動に移す瞬発力を発揮します。
どんな子も潜在的に持っている力です。

でもそれは「その瞬間」を逃すと消えてしまう。
「あとで」と言われて一旦ひっこめたアイデアは、
あとからではもう、どうでもよくなってしまう。
与えられたデジタル機器で埋め合わされてしまう。



だから
いま!

絵本と遊ぶ。
絵本で、遊ぶ。
絵本を遊びたおします!



読んで思わず吹き出すおはなしや、
マネしてみたくなる登場人物が、
絵本の中にはイッパイ。
よし、じゃあ、やってみよ~ぅ♪

体ほぐしのヘンテコ体操から始まって
クールダウンで終わる45分間。

1冊の絵本からお友だちといっしょに生み出す遊びは、
ワクワクするような体験です。
登場人物になっておはなしの世界に入ったり、
ひとつの場面をゲームにしたり、
歌ったり踊ったりだってするかもしれません。



アナログな遊びの時間を
生活の中に少しでも多く取り入れることが、
子どもの暮らしを豊かにします。
その価値は簡単に数字に置き換えることができず、
成果のようなものも目に見えづらい。
でも、体験は残ります。
それは子どもの心と体の中に、密かに積み立てられるのです。

ファシリテーターは指導者ではありません。
提案とアドバイスをしながら子どもたちの遊びを支えます。



「えほんとキッズ」は習い事ではなく、活動です。
その価値は、子どもたち自身が作り出し、分かち合うものだと信じて
送り出してください。

そしていつか、書店や図書館で
「これ、えほんとキッズであそんだやつ」と
お子さまが手に取る絵本があったら、
どうぞ少しの間、立ち止まってあげてください。




子どもが自分の中に浮かんだものを
自分の力でしっかりと捕らえるチャンスを
捕らえたものを伝え、分かち合う仲間を
分かち合ったものを形にする豊かな時間を

「えほんとキッズ」で手渡したい。

忙しい大人の、せめてもの責任として
危機感にも似た強い熱意を持って
この春、提案します。



コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。